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11月, 2017の投稿を表示しています
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THE PIANO OF ROLAND HANNA - EASY TO LOVE  ATCO 33-121 1960年 ジャズのレコードジャケットには歌手や演奏者と関係のない「美女」の 写真が使われることが間々あります。「ムード音楽」や「イージー・リスニング」(今はもう死語か?)のようにストリングスが入って親しみやすい演奏ならわかるんですが・・・レコード会社の作戦なんでしょうか? 当時はステレオとモノラルがそれぞれ発売されていました。ジャケットを別々に印刷すると高く付くので(当時のカラー印刷はお金がかかったらしい)、共通のジャケットでステレオ盤には豪華な金色のスタンプが押してあります。 ATCOはATLANTICのサブ・レーベルで、ソウルやリズム&ブルースのレコードが数多くあります。これは初期のデザイン。 ローランド・ハナのピアノは結構テクニカルで、それでいて品があります。同世代のトミー・フラナガンより一世代上のアート・テイタムに近いかもしれません。
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JOE SAMPLE - DAVID T. WALKER / SWING STREET CAFE Crusaders Records  VICD-604  1981年 一般的なジョー・サンプルのイメージは、どちらかというと「ジャズ」や「ソウル」「リズム&ブルース」ではなくて「耳障りのよいクロスオーバー/フュージョン」のミュージシャンなんだと思う。ポップ路線で商業的に成功した反動(?)なのか、時折クルセイダーズ以外のソロ活動でいわゆる「黒い」作品を出すことがあります。このアルバムはブルースやリズム&ブルースの有名曲(R.チャールズ、J.リード他)のカヴァーのインスト集です。ギターのディヴィッド ・ T・ ウォーカーをはじめリズム隊はその筋の大御所なんですが、ジョー・サンプルの感覚なのか、ジャッケトのアートワークの暗さとは裏腹に音楽は洗練されて品があるように私には聴こえます。そのジャケットの絵は Irving Norman (1906-1989)の Blind Musicians(1943) 。 日本盤のプレスは、音質にこだわった「ハーフ・スピード・マスタリング」になってて、盤の材質も「スーパー・ヴィニール」を使ってるという記述があります。通常のアメリカ盤は違うみたいなんですが、持っていないのでどれだけ「音がいい」のか聴き比べが出来ないのでわかりません。この盤は「クリア」で「キレイ」な音なので、どちらかと言うと「冷たい(クール)」感じです。 レコード盤が入っている「内袋」が特別仕様でちょっと高級です。当時のLPレコードの価格が¥2800だったのですが、このアルバムは¥3000でした。しかし、現在の中古の価格が高いかというと、そうでもなくて¥1000前後です。                                                                
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GRACE JONES / ISLAND LIFE  Island GJ1  1985年 グレイス・ジョーンズは、ジャマイカ系アメリカ人のファッションモデルで女優で歌手。ダンス・ミュージック、レゲエ、ダブをベースにしたポップミュージックで収録曲にはピアソラ、ロキシー・ミュージック、エディット・ピアフ、プリテンダーズのカヴァーがあります。30年以上前の音楽でもあまり古さは感じませんが、10代20代の若い人が聴いたらどんなふうに感じるのかなぁ?私にとっては「懐メロ」です(笑)!カヴァー・アートは Jean-Paul Goude ヴジュアル・イメージが何か「PARCO」っぽい! この時期のアイランド・レーベルは、(たぶん)ヤシの木と高層ビルのダブルイメージのデザイン。
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  The Jack Wilson Quartet  Featuring  Roy Ayers   ‎/  Ramblin'   Vault LP-9002 1966年 ジャック・ウィルソンというピアニストの「Vault」というマイナーなレーベルから発売された1966年のアルバム。ファッションと文字の書体、そして蒸気機関車が何とも言えない良い感じのアートワーク。ジャケットのイメージからすると、ジャズのアルバムというよりソウルかロック?もしかしてブルース?60年代後半というのはそういう時代なんですね。 オーネット・コールマン、オリバー・ネルソン、ジョン・コルトレーンの有名な曲を演奏してます。なぜかB面の4曲目に入ってるリー・モーガンの「サイドワインダー」がジャケットの裏にもレーベル面にも記載がありません。B面の「 The Sandpiper」というのは、映画「いそしぎ」のテーマ曲。 レーベルは、何の変哲もないターコイズカラー。