THELONIOUS MONK and GERRY MULLIGAN / MULLIGAN MEETS MONK Riverside RLP 12-247  1957年

このアルバムは、バリトン・サックスのジェリー・マリガンがモンクとの共演を望んで実現し製作されたものと言われています。1957年に出た最初のカヴァーは文字のみのデザインでしたが、次の年に出たセカンド・プレスからは二人のミュージシャンの写真が大まかなデザインを変えずに追加されています。再発のレコードやCDは全て写真入りのデザインです。私は文字のみの方が「スタイリッシュ」でカッコいいと思うのですが、レコード会社はミュージシャンのイメージ(写真)があった方がいいと判断したのでしょうか?



ファーストプレス(上)のジャケットの裏のクレジットには、なぜかポール・ウェラー(写真)という記載があります。下の再発の裏ジャケにはロバート・パレントが撮った写真だということが載っています。ファーストプレスのジャケットには、どこにも写真がありません。当初は写真も含めたデザインで、何らかの事情で変更になり使われなくなったのに裏ジェケの印刷がもう終わっていてそのまま使ったんでしょうか?再発の記述が全部パレントさんなので、ウェラーさんの写真は「幻」ということかな?因みに、ウェラーさんもパレントさんもリバーサイド・レコードの仕事をしている写真家です。

ジャケットのデザインのことではないのですが、上のモノラル盤のエンジニアは、ジャック・ヒギンズですが、ステレオ盤のエンジニアは、レイ・フォウラーです。再発盤はモノラル盤の裏ジャケを使っています。そして、B面の最初の曲はモノラル盤とステレオ盤ではテイクが違います。他の曲は同じテイクなので、モノラル録音用のテープとステレオ録音用のテープをそれぞれのエンジニアが同時に回していたようです


左がファーストプレス(?)モノラル・青・大・溝。右は1987年のファンタジー社から出た再発盤のデザイン。「白」は、リバーサイドレコードの初期のデザインですが、実際のステレオの初回は「黒」です。





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