ORNETTE COLEMAN / SOMETHING ELSE!!!!  Contemporary  C3551  1958年

ジャケットのアートワークが後年の再発の際に変えられるということがあります。「著作権侵害」「猥褻」「グロテスク」等、「よろしくない」という理由で仕方なく・・・が多いように思いますが、逆に積極的に「もっと売りたい」がために、より「コマーシャル」な変え方をする場合もあるようです。

このオーネット・コールマンのデビュー・アルバムは、最初「楽器を持って椅子に座る」写真を使用していたのですが、後年のステレオの時代になってからは「横向きで楽器を演奏する」写真に変えられました。現在のCDもこのデザインです。プラスチック製のサックスは変わらないのですが、ファッションが「スーツ姿」から「セーター」になり、多分1958年当時のものではなく、数年後新たに撮影したものだと思われます。

オーネットは、コンテンポラリー・レコードに2枚のアルバムを録音してから、1959年にアトランティック・レコードに移り、「ジャズ、来るべきもの(The Shape of Jazz to Come)」というタイトルのアルバムを出し注目されます。当時はジャズミュージシャンのファッションと言えば「スーツ」が当たり前だったのですが、このジャケットのオーネットはプラスチック製のサックスを抱えた黒いセーター姿でした。

多分、コンテンポラリー・レコードとしては、アトランティックのオーネット人気にあやかってか「セーター」の写真に変えたんだと推測されますが・・・どうなんでしょうか?

左がモノラル盤。「サンプル」のスタンプが押してあります。右が再発のステレオ盤。

ORNETTE COLEMAN / THE SHAPE OF JAZ TO COM  Atlantic 1959年
これは、日本の初回盤。


コメント

このブログの人気の投稿