Tina Brooks / The Complete Blur Note Recordings of the Tina Brooks Quintets  Mosaic Records MR4-106  1985年


Freddie Redd / The Complete Blur Note Recordings of Freddie Redd  Mosaic Records MR3-124 1989年



上の右側のレコードは、ティナ・ブルックスというサックス奏者、右のはフレディ・レッドというピアニストが、それぞれブルーノート・レコードのために録音した音源の「完全版」です。ティナ・ブルックスのは4枚組、フレディ・レッドは3枚組みですが、T.ブルックスはよっぽど売れなかったのか、当時発売されたアルバムは1枚のみで、残りの3枚は発売されませんでした。F.レッドの方も3枚の内2枚にブルックスが参加、そして1枚が未発です。

1966年にプロデューサーのアルフレッド・ライオンがブルーノートを米リバティー社に売却します。1975年からマイケル・カスクーナという人がそのブルーノートの膨大なアーカイヴから重要なセッションを発掘し、1983年にジャズの再発に特化したモザイク・レコードを設立します。モザイク・レコードのジャケットのアートワークは、白黒写真に白文字のサンセリフ体というのがほとんどで、とても「地味」です。



音楽を聴くということは「娯楽」なんだと思いますが、音楽アルバム(レコードやCD)という商品が「記録・資料」ということになれば、娯楽性は薄れて「学問・研究」みたいになる気もしますが・・・未発表音源を「発掘」するなんて「考古学」にたいな言葉を使うし。こうなると、「売れる、売れない」は関係ないように思いますが・・・?まぁ、確かにこのモザイクレコードのボックスが限定発売で、解説、ディスコグラフィ、写真からなるブックレットが付いています。


レーベルのデザイン。



ティナ・ブルックスのリーダー作で、唯一発売されたレコードのジャケットのアートワーク。このレコードは近年の再発盤。






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